高い声で歌うのはなぜ?なぜ、高い声で歌う必要があるのかを検証してみましょう。まず、最初にアンサンブルの問題があります。 特に、PopsやRockなど、中音域中心の楽器編成では、そこに音域が重なるので、中音域の人が歌った場合、音が抜けなくなるのです(音が、アンサンブルに埋もれて歌が聞き取りづらくなること)。 そこで、単純に歌を聞き取りやすくするには、歌がアンサンブルを構成する楽器の集中する音域より高ければ、解決します。それゆえに、高い声で歌えた方が良いわけです。 しかし、単純に声が高ければ、歌がうまいのとは、必ずしも一致しないので悪しからず。 次に声質の問題です。 普通は、Classic音楽でもなければ、Live StageやRecording現場では、Microphoneを使いますね。そのときに歌う人の声質により、Microphoneに声が乗りにくい場合も起こってくるのです。 例えば、有名なStingの声でさえも、Microphoneに乗りにくい声とされていて、Engineer泣かせだと言われています。 でも、うまくいけば、存在感があって他の楽器に決して負けない迫力を持った一つの楽器として通用するのです。 要は、やはり活かすも殺すもやり方次第なのですね。 デュオの場合などでは、アンサンブル自体が少ないので、それほど高い声が出なければいけないということもありません。 やはり、演奏するジャンルや曲により、歌の存在感や取り扱いは異なるのです。 一方で、演奏能力という点に目を向ければ、他の楽器に負けないだけの表現力を付けるためにもダイナミックレンジ(声域)は、広いに越したことはありませんけどね。 ジャンル別一覧
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